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木造住宅のスケルトンからのリフォーム

こんにちは工務部のS.Hです。昨年から今年にかけて中古住宅を購入しリフォームして引っ越したのですがまだ開けてないダンボールがあります。盆休みに引っ越したのですが休みは片付けで終わりました。正月休みもたぶん片付けで終わりそうです。(というか終わるのかな)

まあぼやいててもしかたないので本題です。もともと新築の予定だったのですが熊本地震で既存家屋の解体時期の見通しが立たなくなり、いつ着工できるか分からなくなりましたので苦渋の決断でリフォームに切り替えました。築34年の木造モルタル外壁2階建てです。リフォームを検討されてる方の参考にでもなれば幸いです。(※たいした事書いてません。)

 熊本地震では基礎表面のモルタルがはがれてましたがその他は特に被害はありませんでした。熊本市ですので震源地からはなれてますが同じ年代の家が傾いているのを何件も見ています。盛土などしてないのが良かったのかも知れません。耐震補強すれば十分、次に同規模の地震が近くで起きても耐えられると思いましたのでリフォームを決断しました。そうは言っても老朽化してますのでスケルトン工法といいますか基礎、柱、梁、など骨組みだけ残して後は総取替えしました。屋根は、コロニアル屋根の下地の腐った1階部分の屋根を葺き替えましたが2階は塗り替えのみとしました。( 瓦だったら地震の時、重さで揺れが大きくなりますのでで総取替えしてました )

下の写真は2階から1階を撮った写真です。天井、壁、床を撤去した所です。1、2週間の内、1,2日作業員がきてぼちぼち解体してくれました。通常だと一週間~十日ぐらいで写真の様にしてくれますが人手かとにかく足りなくて3ヶ月半ほどかかってます。

 床下を確認した時にわかってましたが布基礎という土台の下だけにコンクリート基礎がある工法でしたので床全体がコンクリートでつながるように土間(基礎)コンクリートを打設しました。下の写真はコンクリート打設前です。ワイヤメッシュという金網が見えています。鉄筋コンクリートの鉄筋に相当するものです。外周コーナー部には土間コンクリートと柱をつなぐホールダウンアンカーを設置しています。

間仕切りの変更もしてますので邪魔な柱がでてきます。下の写真は横に梁を増設して補強の上、柱を抜いた所です。(赤丸位置)その他に筋交いを増やし、外壁、内壁とも構造用合板を両面に貼付け耐力壁とした耐震補強をしています。外装は重いラスモルタルから軽量の金属サイディング通気工法に変更しています。前回と同程度の地震が来ても十分耐えうると思います。

 平面図のビフォーアフターを乗せようか迷いましたが防犯上今回はこの程度の紹介にとどめておきます。下の写真は建物完成~外構(庭、駐車場)施工前の写真です。(竣工時の写真のフォルダが見つかりません。)

 屋根のこげ茶色を塗り替えたエメラルドグリーンが外壁のブルーとあいまって美しい~(と言っても側面しか見えてませんが屋根全体がめっちゃエメラルドグリーンです。塗装屋さんには自宅と言わずに色を指定した時、保育園ですか?と聞かれました。………..色のセンスおかしいのかな)

 次回は趣味の釣りの話でも書こうかな~

 

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